北陸の電力会社おすすめ10選比較！失敗しない選び方や乗り換えの手順を解説

冬の厳しい寒さと豪雪地帯という特性から、全国的にも電気使用量が多い北陸エリア。富山県、石川県、福井県を中心とする北陸地方では、暖房やヒーターといった冬の電力消費が家計を圧迫していませんか?

実は2016年の電力自由化以降、北陸電力以外にも数多くの新電力会社が参入し、私たち消費者は自由に電力会社を選べるようになっています。とはいえ、「どの電力会社が本当にお得なの?」「乗り換えって面倒じゃない?」と疑問に思う方も多いはず。

この記事では、北陸エリアで利用できるおすすめの電力会社10社を徹底比較。料金プランの違いはもちろん、セット割やポイント還元、キャンペーン情報まで詳しく解説していきます。一人暮らしからファミリー世帯まで、あなたのライフスタイルにぴったりの電力会社がきっと見つかるはずです。

用途別おすすめ早見表

まずは用途や世帯タイプ別に、どの電力会社がおすすめなのか一目でわかる早見表をご紹介します。自分に当てはまる項目をチェックして、気になる電力会社を見つけてみてください。

北陸のおすすめ電力会社10選

北陸エリアで契約できる電力会社の中から、料金の安さや特典内容、サービスの充実度などを総合的に判断して10社を厳選しました。それぞれの電力会社の特徴を比較表にまとめていますので、まずは全体像を把握してみてください。

オクトパスエナジー

Looopでんき

TERASELでんき

ミツウロコでんき

ENEOSでんき

idemitsuでんき

シン・エナジー

エネワンでんき

リボンエナジー

楽天でんき

北陸の電力会社選びで失敗しないポイント

電力会社を選ぶ際、料金の安さだけに注目してしまうと、後で「思ったより節約できなかった」「サービスが合わなかった」と後悔することも。ここでは、北陸エリアで電力会社を選ぶ際に押さえておきたい重要なポイントを解説します。

電気料金の安さを比較する

電力会社を選ぶうえで最も重要なのは、やはり「電気料金の安さ」です。ただし、一口に安いと言っても、基本料金が安い会社、電力量料金が安い会社、セット割やポイント還元で実質的に安くなる会社など、様々なパターンがあります。

まず確認したいのが、自分の家の「月間電気使用量」です。検針票や電力会社のマイページで確認できますので、直近3ヶ月分くらいの平均を出してみましょう。一人暮らしなら150～200kWh、二人暮らしなら250～300kWh、ファミリー世帯なら400kWh以上が目安です。

電気使用量が少ない一人暮らしの場合は、基本料金が安い会社や、120kWhまでの単価が安い会社を選ぶのがポイント。逆に電気使用量が多いファミリー世帯なら、301kWh以上の単価が安い会社を選ぶことで、年間数万円単位での節約が可能になります。

世帯構成・使用量に合ったプランを選ぶ

電力会社によって、得意とする世帯タイプが異なります。たとえばシン・エナジーやオクトパスエナジーは一人暮らしから二人暮らしに強く、TERASELでんきやミツウロコでんきはファミリー世帯向けのプランが充実しています。

また、在宅勤務で日中に電気をよく使う方なら、シン・エナジーの「昼生活フィットプラン」のように昼間の料金が安いプランを選ぶとお得です。逆に夜型の生活なら「夜生活フィットプラン」や、Looopでんきのような市場連動型で深夜に電気を使うのが賢い選択になるでしょう。

オール電化住宅の場合は、専用プランがある電力会社を選ぶのが鉄則。オクトパスエナジーやシン・エナジー、ENEOSでんきなどがオール電化プランを提供しているので、必ずそちらを選びましょう。

契約期間・解約金を確認する

新電力に乗り換える際、意外と見落としがちなのが「契約期間の縛り」と「解約金」です。今回紹介した10社の中では、ほとんどの会社が契約期間の縛りなし、解約金なしとなっていますが、ENEOSでんきの「にねんとくとく割」のように、割引プランを選ぶと解約金が発生するケースもあります。

将来的に引っ越しの予定がある方や、「とりあえず試してみたい」という方は、解約金がない会社を選ぶのが無難です。契約前に必ず公式サイトや約款で確認しておきましょう。

会社の信頼性・経営基盤をチェック

2022年以降、燃料費の高騰や電力需給のひっ迫により、一部の新電力会社が事業撤退や新規受付停止に追い込まれる事例が相次ぎました。そのため、電力会社を選ぶ際は「料金の安さ」だけでなく、「会社の信頼性」も重要な判断材料になります。

たとえばオクトパスエナジーは東京ガスとの合弁会社、ENEOSでんきやidemitsuでんきは大手エネルギー企業が運営、TERASELでんきは伊藤忠エネクスグループと、いずれも経営基盤がしっかりしています。また、シン・エナジーやLooopでんきは独立系ですが、契約件数が多く、長年の実績があるため安心です。

新電力を選ぶ際は、会社の規模や運営企業の情報も確認しておくと、より安心して契約できるでしょう。

キャンペーン・ポイント還元を活用する

多くの電力会社では、新規申込キャンペーンやポイント還元プログラムを実施しています。こうした特典を上手に活用することで、初年度の電気代を大幅に抑えることが可能です。

たとえば楽天でんきは新規申込で5,000ポイント、エネワンでんきは10ヶ月間基本料金半額といった具合に、各社で魅力的なキャンペーンを展開しています。

また、TERASELでんきや楽天でんき、エネワンでんきのように、毎月の電気料金に応じてポイントが貯まるサービスもあります。普段から楽天ポイントやPontaポイントを貯めている方なら、こうしたポイント還元も考慮して電力会社を選ぶと、トータルでよりお得になるでしょう。

乗り換えをしたい場合は？手順を解説

電力会社の乗り換えは、思っているよりもずっと簡単です。基本的にはWEB上で申し込むだけで、面倒な手続きはほとんどありません。ここでは、電力会社を乗り換える際の具体的な手順を3ステップで解説します。

1. 現在の電気使用量・契約内容を確認
   まずは現在契約している電力会社の検針票やマイページで、月間の電気使用量と契約アンペア数を確認しましょう。これが分かれば、新しい電力会社でシミュレーションができます。また、現在の電力会社の「お客様番号」や「供給地点特定番号」もメモしておくと、申し込みがスムーズです。
2. 乗り換え先電力会社に申し込み
   乗り換え先の電力会社が決まったら、公式サイトから申し込みます。多くの場合、現在の電力会社への解約手続きは不要で、新しい電力会社が代行してくれます。申し込みに必要な情報は、氏名、住所、お客様番号、供給地点特定番号、クレジットカード情報（または口座情報）などです。スマートメーターが設置されていない場合は、切り替え前に一般送配電事業者（北陸電力送配電）が無料で設置してくれます。
3. 切り替え完了・確認
   申し込みから通常2週間～1ヶ月程度で切り替えが完了します。切り替え日は事前にメールなどで通知されますので、確認しておきましょう。切り替え後は、新しい電力会社のマイページやアプリで電気使用量や料金を確認できるようになります。実際に電気代が安くなっているか、最初の請求でチェックしてみてください。

引っ越しの場合は、旧居での電気の停止手続きと新居での開始手続きが必要になります。引っ越しの1～2週間前までに手続きを済ませておくとスムーズです。

まとめ

北陸エリアで利用できるおすすめの電力会社10社を比較してきました。電力自由化によって、私たちは自由に電力会社を選べるようになり、ライフスタイルに合わせて最適なプランを見つけられるようになっています。

一人暮らしならシン・エナジーやオクトパスエナジー、ファミリー世帯ならTERASELでんきやミツウロコでんき、車をよく使う方ならENEOSでんきやidemitsuでんきといった具合に、それぞれの会社に強みがあります。また、楽天ポイントを貯めているなら楽天でんき、在宅勤務が多いならシン・エナジーの昼プラン、オール電化ならオクトパスエナジーやENEOSでんきのオール電化プランがおすすめです。

電力会社を選ぶ際は、単純な料金の安さだけでなく、自分の電気使用量やライフスタイル、ポイント還元やセット割の有無、会社の信頼性なども総合的に判断することが大切。この記事で紹介した情報を参考に、あなたにぴったりの電力会社を見つけて、北陸の厳しい冬を少しでもお得に乗り切ってください。

電力会社の乗り換えは、WEB上で簡単に申し込めて、面倒な手続きもほとんどありません。多くの会社が契約期間の縛りや解約金もないので、まずは気になる電力会社のシミュレーションを試してみてはいかがでしょうか。年間で数千円から数万円の節約につながる可能性がありますよ。