2017年の都市ガス自由化によって、東京都内でもさまざまなガス会社から自由に選んで契約できるようになりました。
しかし、選択肢が多すぎて「どのガス会社を選べば良いのかわからない」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
実際、東京では30社以上のガス会社がサービスを提供しており、それぞれ料金体系やキャンペーン内容が大きく異なります。
そのため、適当に選んでしまうと、思ったほど安くならなかったり、逆に高くついてしまったりする可能性もあります。
この記事では、東京でおすすめのガス会社10選を厳選し、失敗しない選び方のポイントから注意点まで詳しく解説します。
あなたのライフスタイルに最適なガス会社を見つけましょう。
目次
失敗しない東京のガス会社の選び方
東京でガス会社を選ぶ際は、料金の安さだけでなく、さまざまな要素を総合的に判断することが重要です。
ここでは、後悔しないガス会社選びのポイントを詳しく解説していきます。
都市ガスとLPガスの違いを理解する
まず最初に理解しておくべきなのが、都市ガスとLPガスの違いです。
東京都内では主に都市ガスが使用されていますが、一部地域ではLPガス(プロパンガス)を使用している場合もあります。
都市ガスは地下のガス管を通じて各家庭に供給される仕組みで、東京ガスの導管網を利用しています。
一方、LPガスはボンベで各家庭に配送される方式です。
都市ガスとLPガスでは料金体系や供給会社が全く異なるため、まずは自宅がどちらのガスを使用しているかを確認しましょう。
都市ガスの場合、ガス自由化によって東京ガス以外の会社からも購入できるようになりました。
しかし、ガス管の所有者は東京ガスのままなので、万が一トラブルが発生した際の緊急対応は東京ガスが行います。
つまり、安全性やインフラ面での心配はありません。
ガス単体か電気+ガスのセットかを決める
ガス会社を選ぶ際の重要な判断基準のひとつが、ガス単体で契約するか、電気とガスをセットで契約するかという点です。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分の状況に合わせて選択しましょう。
ガス単体で契約する場合のメリットは、純粋にガス料金の安さを追求できることです。
エルピオ都市ガスやCDエナジーダイレクトなど、ガス料金が安い会社を選ぶことで、確実に光熱費を削減できます。
一方、電気とガスをセットで契約する場合は、セット割引やポイント還元などの特典を受けられるメリットがあります。
こんなデメリットも
セット契約の場合は個別に最安値の会社を選ぶよりも総合的な料金が高くなるケースもあるため、必ずシミュレーションを行って比較することが大切です。
また、セット契約の場合は請求書が一本化されて家計管理が楽になったり、問い合わせ先が統一されて手続きが簡単になったりするという付加価値もあります。
料金の安さよりも利便性を重視する方には、セット契約がおすすめです。
キャンペーンや違約金・事務手数料などを確認
ガス会社を選ぶ際は、初期費用や解約時の費用についても必ず確認しましょう。
多くのガス会社では契約時の事務手数料や工事費用は無料としていますが、一部で有料の場合もあります。
特に注意したいのが解約時の違約金です。
現在、多くのガス会社では違約金を設定していませんが、一部の会社では契約期間の縛りがある場合があります。
将来的に引っ越しや他社への切り替えを検討する可能性がある場合は、違約金の有無を必ずチェックしておきましょう。
キャンペーンについては、新規契約者向けのキャッシュバックやポイント還元が用意されている会社が多数あります。
ただし、キャンペーンの特典だけで選ぶのは危険です。
キャンペーンは一時的なものなので、長期的な料金の安さを重視して選択することが重要です。
キャンペーンはあくまでも「おまけ」として考え、基本料金や従量料金をしっかりと比較しましょう。
東京でおすすめのガス会社【タイプ別】
東京都内で利用できるガス会社は数多くありますが、どの会社が最適かは利用者のニーズによって大きく異なります。
ここでは、利用目的やライフスタイル別におすすめのガス会社をご紹介します。
ガス単体で安くしたい
| おすすめ1位 | おすすめ2位 | おすすめ3位 |
![]() | ![]() | ![]() |
とにかくガス料金を安くしたいという方には、エルピオ都市ガスが断然おすすめです。
基本料金・従量料金ともに安く設定されており、使用量に関係なく確実に料金を削減できます。
次点でおすすめなのがCDエナジーダイレクトです。
基本料金が安く、従量料金もほぼ同等の水準となっているため、特に使用量が少ない世帯では大きな節約効果が期待できます。
ENEOS都市ガスも料金水準が魅力的で、ENEOSカードで支払いをすることで年間1,200円の割引を受けられるため、ENEOSのガソリンスタンドを利用する方には特にメリットが大きいでしょう。
電気とまとめてお得にしたい
| おすすめ1位 | おすすめ2位 | おすすめ3位 |
![]() | ![]() | ![]() |
電気とガスをまとめて契約したい方には、東京ガスの電気・ガスセットプランがおすすめです。
基本料金1ヶ月無料のキャンペーンを実施しており、セット割引も適用されるため、総合的な光熱費の削減が期待できます。
楽天経済圏を活用している方には楽天ガスがぴったりです。
電気とガスをセットで契約することで楽天ポイントが貯まりやすくなり、さらに新規契約時には最大8,000ポイントの還元があります。
楽天カードや楽天市場を頻繁に利用する方なら、実質的な節約効果は非常に大きくなるでしょう。
CDエナジーダイレクトも電気・ガスセット契約で0.5%の割引が適用されるため、中部電力と大阪ガスという大手企業の安心感を求める方にはおすすめです。
1人暮らしで固定費を下げたい
| おすすめ1位 | おすすめ2位 | おすすめ3位 |
![]() | ![]() | ![]() |
一人暮らしでガス使用量が少ない方には、基本料金の安さが重要になります。
このような方にはCDエナジーダイレクトや東急ガスがおすすめです。
CDエナジーダイレクトは基本料金が735.46円と約24円安く設定されているため、使用量が少なくても確実に節約効果を実感できます。
東急ガスも基本料金が704円と非常に安く、東急線沿線にお住まいの方なら定期券割で毎月55円の割引も受けられるため、一人暮らしの方には特にメリットが大きいでしょう。
Looopガスは基本料金が1,000円と高めですが、従量料金が128円と非常に安いため、ガス使用量がある程度多い一人暮らしの方(月25㎥以上使用)なら検討する価値があります。
大手の安心感を重視したい
| おすすめ1位 | おすすめ2位 | おすすめ3位 |
![]() | ![]() | ![]() |
料金の安さよりも企業の信頼性や安心感を重視したい方には、ENEOS都市ガスや東京ガスがおすすめです。
ENEOS都市ガスは、日本を代表するエネルギー企業であるENEOS株式会社が運営しており、全国に多数のガソリンスタンドを展開する企業としての信頼性があります。
料金も安く設定されているため、安心感と経済性を両立できます。
東京ガス自体も、140年以上の歴史を持つ老舗企業として絶大な信頼があります。
料金面では他社に劣ることもありますが、24時間365日の緊急対応体制や充実したカスタマーサポートなど、サービス面での安心感は群を抜いています。
CDエナジーダイレクトも中部電力と大阪ガスの合弁会社であり、電力・ガス業界での豊富な経験とノウハウを持つ企業として安心して利用できます。
東京のおすすめガス会社10選
ここからは、東京都内で利用できるおすすめのガス会社を10社厳選してご紹介します。
各社の料金体系や特徴、メリットを詳しく解説しますので、自分に最適な会社を見つける参考にしてください。
エルピオ都市ガス

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社エルピオ |
| 供給エリア | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県 |
| 基本料金(20㎥まで) | 975.00円 |
| 従量料金(20㎥まで) | 125.11円/㎥ |
| 初期費用 | 0円 |
| 解約金 | なし |
| 支払方法 | クレジットカード |
| キャンペーン | 3,000円キャッシュバック(2025年10月31日まで) |
※価格と供給エリア:東京ガス供給エリア「東京地区等」の場合
- とにかくガス料金を安くしたい方
- シンプルな料金体系を求める方
- キャッシュバック特典を受けたい方
エルピオ都市ガスは、50年以上LPガス事業を手がけてきた株式会社エルピオが運営する都市ガスサービスです。
関東エリアで最も料金が安いガス会社として高い評価を得ており、東京ガスからの切り替えで確実に料金を削減できます。
エルピオ都市ガスの最大の魅力は、圧倒的な料金の安さで、基本料金・従量料金ともに安く設定されているため、使用量に関係なく必ず節約効果を実感できます。
原料費調整額に上限がないため、燃料価格が安い時期にはより大きな恩恵を受けられる点も魅力的です。
解約金や事務手数料も一切かからないため、気軽に試すことができます。
CDエナジーダイレクト

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社CDエナジーダイレクト |
| 供給エリア | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県、茨城県、群馬県 |
| 基本料金(20㎥まで) | 735.46円 |
| 従量料金(20㎥まで) | 140.76円/㎥ |
| 初期費用 | 0円 |
| 解約金 | なし |
| 支払方法 | クレジットカード、口座振替 |
| キャンペーン | 電気・ガス料金それぞれ0.5%割引 |
※価格:ベーシックガスの料金
- 大手企業の安心感を求めつつ料金も抑えたい方
- 電気とガスをセットで契約したい方
- 一人暮らしや少人数世帯の方
CDエナジーダイレクトは、中部電力と大阪ガスの合弁会社として2018年に設立された比較的新しいエネルギー会社です。
親会社が電力・ガス業界の大手企業であることから、高い信頼性と安定したサービス品質を誇っています。
CDエナジーダイレクトは基本料金の安さが最大の特徴で、特に基本料金が安いため、ガス使用量が少ない世帯でも確実に節約効果を得られます。
電気とガスをセットで契約することでそれぞれ0.5%の割引を受けられるため、総合的な光熱費削減効果は大きくなります。
また、「カテエネポイント」が貯まる仕組みもあり、貯まったポイントは電気・ガス料金の支払いやVポイント、nanacoポイントなどへ交換可能です。
カスタマーサポートも充実しており、WEBやアプリでの使用量確認も簡単に行えます。
Looopでんきのガス

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社Looop |
| 供給エリア | 東京ガスエリア限定 |
| 基本料金 | 1,000円(固定) |
| 従量料金 | 128円/㎥(一律) |
| 初期費用 | 0円 |
| 解約金 | なし |
| 支払方法 | クレジットカードのみ |
| キャンペーン | 電気料金1kWhごとに1円割引 |
- 月のガス使用量が25㎥以上の世帯
- 電気とガスをセットで契約したい方
- 環境に配慮したエネルギーを使いたい方
Looopガスは、再生可能エネルギーを積極的に推進している株式会社Looopが提供するガスサービスです。
シンプルな料金体系と環境に配慮したエネルギー供給を特徴としており、環境意識の高い利用者から支持を集めています。
Looopガスの最大の特徴は、従量料金が使用量に関係なく一律128円という分かりやすい料金体系で、使用量が多いほど節約効果が大きくなります。
基本料金は1,000円と他社より高めですが、従量料金が安いため、月25㎥以上使用する世帯なら安くなります。
また、Looopでんきとセットで契約することで、電気料金から1kWhあたり1円の割引を受けられるため、電気使用量の多い世帯では大きな節約効果が期待できます。
再生可能エネルギーの活用にも積極的で、環境に優しいエネルギー選択をしたい方にはぴったりのサービスです。
ENEOS都市ガス

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 運営会社 | ENEOS株式会社 |
| 供給エリア | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県 |
| 基本料金(20㎥まで) | 735.45円 |
| 従量料金(20㎥まで) | 140.76円/㎥ |
| 初期費用 | 0円 |
| 解約金 | なし |
| 支払方法 | クレジットカード、口座振替 |
| キャンペーン | ENEOSカード支払いで年間1,200円割引、ガソリン代2円/L割引 |
※価格:標準プランの料金
- 大手企業の安心感を重視する方
- ENEOSのガソリンスタンドを頻繁に利用する方
- ENEOSカードを保有している方
ENEOS都市ガスは、日本最大のエネルギー会社であるENEOS株式会社が提供するガスサービスです。
全国に約13,000ヵ所のガソリンスタンドを展開する企業としての信頼性と、充実した特典サービスが魅力で、ガス料金の安さと企業の信頼性を両立したい方にぴったりです。
ENEOS都市ガスは、ENEOSカードで支払いをすることで年間1,200円の追加割引を受けられます。
さらに、ENEOSカード会員なら全国のENEOSサービスステーションでガソリン・軽油が2円/L割引になるため、車を使う方には特に大きなメリットがあります。
また、ENEOS株式会社は石油元売り最大手企業として長年の実績があり、安定したサービス供給と充実したカスタマーサポートを提供しています。
24時間365日の緊急時対応も完備されており、安心してガスを利用できます。
東京ガス

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 運営会社 | 東京ガス株式会社 |
| 供給エリア | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、栃木県、茨城県、群馬県 |
| 基本料金(20㎥まで) | 759.00円 |
| 従量料金(20㎥まで) | 145.31円/㎥ |
| 初期費用 | 0円 |
| 解約金 | なし |
| 支払方法 | クレジットカード、口座振替、払込書 |
| キャンペーン | 電気基本料金1ヶ月無料、原料費調整額上限あり |
- 絶対的な安心感と信頼性を重視する方
- 充実したカスタマーサポートを求める方
- 電気とガスをセットで契約して各種特典を受けたい方
東京ガスは1885年に設立された140年の歴史を持つ都市ガス事業の老舗企業です。
関東地域の都市ガス供給において圧倒的なシェアを誇り、安定した供給体制と充実したサービスを提供しており、料金よりもサービス品質を重視する方に最適です。
東京ガスの最大の強みは、140年にわたって培われた圧倒的な信頼性と安定性です。
24時間365日の緊急時対応体制が完備されており、万が一のトラブル時も迅速に対応してもらえます。
また、東京ガスの電気とセットで契約することで、電気基本料金が1ヶ月無料になるキャンペーンを実施しており、初期の負担を軽減できます。
原料費調整額に上限が設定されているため、燃料価格高騰時でも料金の急激な上昇を抑えられる点も安心材料です。
myTOKYOGASアプリでは、ガス・電気の使用量や料金をリアルタイムで確認でき、省エネアドバイスも提供されるため、効率的な光熱費管理が可能です。
楽天ガス

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 運営会社 | 楽天エナジー株式会社 |
| 供給エリア | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県 |
| 基本料金 | 東京ガスと同額 |
| 従量料金 | 東京ガスと同額 |
| 初期費用 | 0円 |
| 解約金 | なし |
| 支払方法 | クレジットカード |
| キャンペーン | 新規契約で最大8,000ポイント |
- 楽天経済圏のサービスを頻繁に利用する方
- 楽天ポイントを効率的に貯めたい方
- 楽天カードを保有している方
楽天ガスは楽天グループの楽天エナジー株式会社が提供するガスサービスです。
料金は東京ガスと同額ですが、楽天ポイントが貯まる仕組みや豊富なキャンペーンにより、楽天経済圏を活用している方には大きなメリットがあります。
楽天ガスの最大の魅力は、ガス料金200円につき1ポイントの楽天ポイントが貯まることで、料金の安さよりもポイント還元による実質的な節約を重視する方に最適です。
さらに楽天カードで支払いをすることでカードのポイントも貯まるため、実質的な還元率は1%以上になります。
新規契約キャンペーンでは最大8,000ポイントがもらえるため、初年度のメリットは非常に大きくなります。
貯まったポイントは楽天市場での買い物や楽天モバイルの料金支払い、さらには楽天ペイでの決済など、幅広い用途で使用できるため、楽天のサービスを日常的に利用している方なら大きな恩恵を受けられます。
また、楽天でんきとセットで契約することで、さらに多くのポイントを獲得できる仕組みも用意されています。
東急ガス(東急パワーサプライ)

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 運営会社 | 東急パワーサプライ株式会社 |
| 供給エリア | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県 |
| 基本料金(20㎥まで) | 704.00円 |
| 従量料金(20㎥まで) | 144.10円/㎥ |
| 初期費用 | 0円 |
| 解約金 | なし |
| 支払方法 | クレジットカード、口座振替 |
| キャンペーン | 定期券割毎月55円割引(24ヶ月間) |
- 東急線沿線にお住まいの方
- 東急の定期券を利用している方
- 基本料金の安さを重視する方
- 東急グループのサービスを利用している方
東急ガスは東急グループの東急パワーサプライ株式会社が提供するガスサービスです。
東急線沿線の住民を対象とした特別な割引サービスが特徴で、基本料金の安さも魅力的です。
東急ガスは基本料金が704円と非常に安く設定されており、ガス使用量が少ない世帯でも確実に節約効果を実感できます。
さらに、東急線の定期券を購入している方なら「定期券割」が適用され、24ヶ月間毎月55円の割引を受けられるため、年間で660円の追加節約が可能です。
東急でんきとセットで契約することで、さらなる割引やポイント還元も期待できます。
東急グループは不動産事業や交通事業で長年の実績があり、地域密着型のサービス提供に定評があるため、東急線沿線の住民なら安心して利用できるでしょう。
また、TOKYU POINTが貯まる仕組みもあり、東急百貨店や東急ハンズでの買い物がよりお得になります。
レモンガス

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社レモンガス |
| 供給エリア | 東京都、神奈川県、埼玉県 |
| 基本料金(20㎥まで) | 759.00円 |
| 従量料金(20㎥まで) | 138.04円/㎥ |
| 初期費用 | 0円 |
| 解約金 | なし |
| 支払方法 | クレジットカード、口座振替 |
| キャンペーン | 最大1万円分割引キャンペーン |
- 従量料金の安さを重視する方
- 地域密着型のサービスを求める方
- まとまった割引特典を受けたい方
レモンガスは1965年に設立された老舗のガス会社で、首都圏を中心にLPガスや都市ガスの供給事業を展開しています。
地域密着型のサービスと手厚いサポート体制が特徴で、特に首都圏南部エリアの方には身近な存在として親しまれています。
レモンガスは従量料金が138.04円で、ガス使用量が多い世帯ほど節約効果が大きくなります。
基本料金は東京ガスと同額ですが、最大1万円分の割引キャンペーンを実施しており、初期の負担を大幅に軽減できます。
58年の歴史を持つ老舗企業として地域に根ざしたサービスを提供しており、きめ細かなカスタマーサポートが受けられる点も魅力です。
レモンガスでんきとセットで契約することで月額330円の割引が適用されるため、電気とガスをまとめたい方にもメリットがあります。
また、定期的に開催される感謝祭などのイベントでは、地域住民向けの特別サービスも提供されています。
ニチガス

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 運営会社 | 日本瓦斯株式会社 |
| 供給エリア | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県 |
| 基本料金(20㎥まで) | 795.30円 |
| 従量料金(20㎥まで) | 155.35円/㎥ |
| 初期費用 | 0円 |
| 解約金 | なし |
| 支払方法 | クレジットカード、口座振替 |
| キャンペーン | +プランで多様な割引 |
- 全国展開企業の安心感を求める方
- 多様な特典やサービスを活用したい方
- +プランの特典に魅力を感じる方
ニチガス(日本瓦斯株式会社)は1955年に設立されたガス事業の老舗企業です。
ニチガスは基本料金・従量料金ともに安く設定されているため、どの使用量レベルでも節約効果が期待できます。
特に注目すべきは「+プラン」で、ライフスタイルに合わせた組み合わせの割引を受けられます。
さらに、ガスと電気をセットにすることでお得になる「でガ割」プランといった割引プランが豊富に用意されています。
69年の歴史を持つ老舗企業として安定したサービス供給を行っており、24時間365日の緊急時対応体制も完備されています。
ミツウロコガス

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 運営会社 | ミツウロコグリーンエネルギー株式会社 |
| 供給エリア | 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県 |
| 基本料金(20㎥まで) | 734.71円 |
| 従量料金(20㎥まで) | 140.66円/㎥ |
| 初期費用 | 0円 |
| 解約金 | なし |
| 支払方法 | クレジットカード、口座振替 |
| キャンペーン | なし |
- 歴史ある企業の安心感を重視する方
- 全国対応の利便性を求める方
- 基本料金の安さを重視する方
ミツウロコガスは100年近い歴史を持つエネルギー企業、ミツウロコグリーンエネルギー株式会社が運営するガスサービスです。
全国18エリアという国内最大級の供給エリアを誇り、安定したサービス提供を行っています。
転勤族の方や将来的に引っ越しの可能性がある方にも最適です。
ミツウロコガスは基本料金が734.71円で、従量料金も安く設定されているため、使用量に関係なく節約効果を得られます。
創業から約100年の歴史を持つ老舗企業として培われた信頼性と安定性は、多くの利用者から高い評価を得ています。
全国18エリアでサービス展開しているため、転勤や引っ越しが多い方でも継続して利用できる利便性があります。
また、再生可能エネルギーの普及にも積極的に取り組んでおり、環境に配慮したエネルギー選択をしたい方にも適しています。
24時間365日の緊急時対応体制も完備されており、万が一のトラブル時も安心です。
東京でガス会社を選ぶ際の注意点
ガス会社の切り替えで失敗しないためには、料金の安さだけでなく、様々な要素を慎重に検討する必要があります。
ここでは、ガス会社選びで特に注意すべきポイントを詳しく解説します。
基本料金と従量料金の両方を見る
ガス料金は「基本料金」と「従量料金(単位料金×使用量)」の合計で構成されているため、どちらか一方だけが安くても総額が安くなるとは限りません。
自分の使用量パターンに合わせて、総合的に判断することが重要です。
例えば、基本料金が高くても従量料金が安い会社は、ガス使用量が多い世帯では有利になります。
逆に、基本料金が安くても従量料金が高い会社は、使用量が少ない世帯に適しています。
一人暮らしで月10㎥程度しか使わない方と、大家族で月50㎥以上使う方では、最適な会社が全く異なる可能性があります。
過去1年分の検針票があれば、より正確なシミュレーションが可能です。
また、季節によってガス使用量は大きく変動するため、夏場と冬場の両方でシミュレーションを行うことをおすすめします。
電気とセット割の場合は条件を確認する
電気とガスをセットで契約する場合は、セット割引の適用条件や割引額を詳しく確認することが大切です。
「セット割」と謳っていても、実際の割引額が微々たるものだったり、特定の条件下でしか適用されなかったりする場合があります。
また、電気とガスをまとめることで請求書が一本化される利便性はありますが、必ずしも料金が最安になるとは限りません。
電気は最安の会社A、ガスは最安の会社Bで個別契約した方が、セット契約よりも安くなるケースも珍しくありません。
さらに、セット契約の場合、将来的に片方だけを変更したくなった時の手続きが複雑になる可能性もあります。
電気だけ他社に変更したい場合や、ガスだけ変更したい場合の手続き方法や手数料についても事前に確認しておきましょう。
セット契約を検討する際は、利便性と経済性の両面から総合的に判断することが重要です。
燃料費調整の上限の有無を確認
燃料費調整制度は、原料費の変動をガス料金に反映させる仕組みで、各ガス会社によって上限設定の有無が異なります。
この違いは、燃料価格が高騰した際の家計への影響を大きく左右するため、必ず確認しておくべき重要なポイントです。
東京ガスでは燃料費調整額に上限が設定されているため、原料価格が急激に上昇した場合でも、ガス料金の値上がりは一定範囲に抑えられます。
一方、エルピオ都市ガスやCDエナジーダイレクトなど多くの新ガス会社では上限を設けていないため、燃料価格の変動がそのまま料金に反映されます。
燃料価格が安定している時期や下落している時期は、上限なしの会社の方が有利になりますが、価格が高騰すると上限ありの会社の方が安くなる可能性があります。
2022年から2024年にかけてのエネルギー価格高騰の際には、この差が月額で数百円から千円程度の違いを生むケースもありました。
リスク許容度や料金安定性への重視度に応じて選択しましょう。
キャンペーン特典に惑わされない
新規契約時のキャッシュバックやポイント還元などのキャンペーンは魅力的ですが、これらの特典だけでガス会社を選ぶのは危険です。
キャンペーンは期間限定の一時的な特典であり、長期的な料金メリットとは別に考える必要があります。
例えば、基本料金や従量料金が他社より高いガス会社でも、大きなキャッシュバックキャンペーンを実施していることがあります。
しかし、2年、3年と長期間利用することを考えると、毎月の料金差の方が最終的に大きな差となる場合が多いのです。
キャンペーンを利用する場合は、特典の受け取り条件も必ず確認しましょう。
一定期間の継続利用が条件だったり、特定の支払い方法が必要だったり、複雑な申請手続きが必要だったりするケースもあります。
「キャンペーンを申し込んだのに特典がもらえなかった」というトラブルを避けるため、条件を詳しく読んで理解してから申し込みましょう。
まずは基本料金と従量料金をしっかりと比較し、その上でキャンペーン特典を「おまけ」として考慮するのが賢明な選択です。
供給エリアを必ず確認する
東京都内といっても、すべてのガス会社が都内全域でサービスを提供しているわけではありません。
一部のガス会社は供給エリアが限定されている場合があるため、契約前に必ず自分の住所がサービスエリアに含まれているかを確認しましょう。
特に注意が必要なのは、東京都内でも一部地域ではLPガス(プロパンガス)を使用している場合があることです。
都市ガスの自由化は都市ガスエリアのみが対象で、LPガスエリアでは都市ガス会社への切り替えはできません。
まずは自宅が都市ガスエリアかLPガスエリアかを確認することから始めましょう。
また、同じ東京都内でも、23区内と多摩地域で供給エリアが異なる会社もあります。
引っ越し予定がある方は、転居先でも同じガス会社を継続利用できるかも確認しておくと良いでしょう。
供給エリア外への引っ越しの場合、解約手続きと新たな契約手続きが必要になる場合があります。
サービスやサポート体制も比較する
料金の安さは重要な要素ですが、万が一のトラブル時の対応やカスタマーサポートの充実度も、ガス会社選びの重要な判断材料です。
特にガスは安全性に直結するライフラインのため、緊急時の対応体制は必ず確認しておきましょう。
多くのガス会社では24時間365日の緊急時対応を提供していますが、対応の迅速さや技術者の派遣体制は会社によって差があります。
老舗の東京ガスやENEOS都市ガスなどは充実したサポート体制を整えている一方、新興のガス会社では東京ガスに緊急時対応を委託している場合もあります。
また、検針票の発行方法、料金の確認方法、各種手続きの利便性なども日常的な利用において重要です。
WEBやアプリでの使用量確認機能、省エネアドバイス機能、料金シミュレーション機能などのデジタルサービスの充実度も比較検討の材料になります。
問い合わせ時の電話対応の質や、営業時間、メール対応の有無なども、長期利用を考えると重要な要素です。
料金だけでなく、トータルでの満足度を考慮してガス会社を選びましょう。
まとめ
東京でのガス会社選びは多くの選択肢がありますが、この記事で解説したポイントを押さえれば、必ずあなたに最適な会社を見つけることができます。
料金重視ならエルピオ都市ガスやCDエナジーダイレクト、電気とセットなら東京ガスや楽天ガス、一人暮らしなら東急ガス、大手の安心感を求めるならENEOS都市ガスがおすすめです。
契約前には必ず料金シミュレーションを行い、基本料金と従量料金の両方を確認しましょう。
また各社でお得なキャンペーンも実施されています。
ガス会社の切り替えは手続きも簡単で、年間数千円から1万円以上の節約が期待できるため、この機会にぜひ検討してみてください。